「あと1年早ければ…」雨漏りのご相談を受けるたびに感じること
「あと1年早くご相談いただいていれば、対応方法は変わっていたかもしれません。」雨漏りのご相談を受けるたびに感じることを書きました。

今日は朝から雨風が強く、複数の現場で足場の安全対策に追われていました。強風で足場が揺れる中、事故が起きないよう現場の確認や養生を行い、びしょ濡れで一日が始まりました。各現場の状況を確認後、お客様へのご連絡、職人チームへの共有を終え事務所に戻りました。
午後から、以前より何度かご相談をいただいているお客様とのお打ち合わせがありました。内容はぼかしますが、現在築10年ほどで、外から見る限り、とても綺麗で大事に住まれてこられたであろうお住まいです。
しかし調査を進めると、建物の数か所から雨水が侵入しやすい状態になっており、内部では木材の腐食が進んでいました。腐食の状況から考えると、新築時から少しずつ雨水が入り続けていた可能性も考えられます。
「あと1年早くご相談いただいていれば、対応方法は変わっていたかもしれません。」
現場で建物を調査したあと、この言葉が頭から離れませんでした。今回私が一番感じたのは、施工の良し悪しだけではありません。
「もう少し早く確認できていれば、お客様の選択肢が広がっていたかもしれない。」
💡 築10年以内なら、保証や保険が使えることがあります
実は住宅には、築10年以内であれば保証や保険が適用されるケースがあります。たった1年。その違いで、保証の対象になるか、自費での修繕になるかが変わってしまうこともあります。
だからこそ私は、雨漏りは「症状が出てから考えるもの」ではなく、「気になった時点で一度確認するもの」だと考えています。
施工をする立場としては、そんな思いが沸々と湧いてきます。
「なぜこの構造で施工されたのだろう」
「なぜ建築時にこうなることがわからなかったのか」
そして同時に、こんな気持ちにもなりました。
「あと少し早くご相談いただけていたら」
雨漏りで本当に怖いのは「見えないこと」
雨漏りというと、天井から水が落ちてくる、壁紙にシミができる、そんな状態を想像される方が多いと思います。しかし実際には、雨漏りの初期段階では目に見える症状が出ないことも少なくありません。
壁や柱の中、天井裏、構造材の隙間、そういった見えない場所で長い時間をかけて被害が進行しているケースがあります。
今回のお住まいもまさにそうでした。一部心配な箇所に気付かれて、ご相談をされたのですが、蓋を開けてみると内部では木材の腐食が進み、このまま放置していればさらに大きな修繕が必須の状態でした。
⚠️ 本当に怖いのは、気付かないまま被害が広がること
雨漏りで怖いのは、雨漏りそのものではありません。気付かないまま被害が広がってしまうことです。
雨漏りは「止める」だけでは解決しないことがある
ご相談をいただく中で、「とりあえず水が入らないようにしてほしい」「水もれ箇所だけ直してほしい」というご要望をいただくことがあります。もちろん、簡易の処置で問題ない場合もあります。
しかし本当に大切なのは、次の3つをしっかりと見極めることです。
🔍 なぜ雨水が侵入したのか
原因を特定します。
📏 どこまで被害が広がっているのか
見えない部分の状態を確認します。
🔁 再発の可能性はないのか
直した後の見通しを立てます。
水が入る原因を残したまま表面だけ補修しても、数年後、間違いなくまた同じ問題が起こります。そこから、さらにカビの問題やシロアリの発生など、湿度が原因となる二次被害が発生することさえ少なくありません。だからこそ私たちは、まず何が原因なのかを鑑定し、そこから対処方法をご提案しています。
全てを直すことが正解とは限らない
雨漏りのご相談を受けると、いつも悩むことがあります。それは、どこまで工事をすることがお客様にとって最善なのかということです。
理想だけを言えば、全ての問題箇所を修繕した方が良いケースもあります。職人上がりの自分にとって、きちんと修繕しないと気が済まない気持ちになることも多々あります。
ですが、当然お客様にはご予算があり、今後のライフプランもあります。だからこそ、一緒に考える必要があります。
- どこまで補修するべきか
- どこまでなら様子を見る選択肢があるのか
- 長期的に見て、どの方法がお客様にとって良いのか
工事を増やすことが正解とは限りません。反対に、費用を抑えることだけが正解とも限りません。そのバランスを考えることも、私たちの仕事だと思っています。
私たちが避けたいのは「その場しのぎ」
時には、「予算内で最低限の工事だけをお願いしたい」というご相談をいただくこともあります。もちろんご要望は尊重します。しかし、どう判断しても再発する可能性が高い場合や、数年後にさらに大きな修繕費がかかる場合、そう分かっている状況のお住まいには、施工会社として黙っているわけにはいきません。
時にはお客様にとって耳の痛い話になることもあります。会社として予算が増えてしまうご提案しかできずに、もどかしいこともあります。
それでも、少なくない予算をかけて大事な住居のことを考えるお客様に「こうした方が良いと思います」とお伝えしたくなることがあります。それは営業のためだけではありません。職人としても塗装会社としても、これまで数多くの現場を見てきた経験からの提案です。
最終的に判断されるのはお客様です。だからこそ私たちは、住まいの状態を見た上で、私たちなりの見解を正直にお伝えすることが大切だと考えています。
あと1年早ければ変わっていたかもしれません
今日ご相談いただいたお客様も、あと1年早くご相談いただいていれば、対応方法は変わっていたかもしれません。
住宅には、雨漏りや防水に関する保証や保険が適用される場合があります。築10年以内であれば、瑕疵保険の対象期間です。同じ時期に建てられた住宅でも、相談するタイミングが1年違ったことで、保証の対象になる方と、自費で修繕しなければならない方に分かれてしまうことがあります。
こうした現場やご相談に立ち会うたびに、様々な思いが頭を巡ります。
どうにかしてあげたい。
あと少し早ければ。
なぜこの施工だったのだろう。
私たちならどこまで改善できるだろう。
どうすればお客様にとってのベストなプランを作れるか。
「まだ大丈夫だろう」と思っている段階で
雨漏りは、症状が出てから相談する方がほとんどです。むしろ、見えない部分で雨漏りが始まって気付けることは滅多にありません。ただ、本当に怖いのは、見えない場所で静かに進行していることです。
「まだ大丈夫だろう」
そう思っている段階で、一度相談していただきたいと今日改めて感じました。
- 大きな工事になる前なら、選択肢も増えます
- 保証や保険が活用できる可能性もあります
- お住まいへの負担を最小限に抑えられるかもしれません
今日のご相談を通じて改めて感じたのは、私たちの仕事は工事をすることだけではないということです。住まいの状態を見て、お客様の将来を考えて、どこまでが本当に必要なのかを一緒に考えること。そして、その提案に責任を持つこと。それが、かとう塗装の考える誠実な施工会社の役割です。
📝 雨漏り・外壁塗装 無料相談会
雨漏りは外から見ただけでは分からないケースも少なくありません。こんな方は、お気軽にご相談ください。
- まだ雨漏りはしていないけれど、気になる箇所がある
- 築10年前後になり、一度見てもらいたい
- 外壁や屋根の状態が心配
無料相談会では、雨漏り・外壁塗装・屋根工事など住まいに関するご相談を承っております。工事ありきではなく、今の状態や今後のライフプランも踏まえながら、必要なこと・必要でないことも含めてご説明します。開催日は決まり次第お知らせします。
雨漏りのご相談・無料現地調査
「まだ大丈夫だろう」という段階でも構いません。見えない部分の状態も含めて、現地で確認します。現地調査は無料で承っております。
0120-659-976受付 8:00〜20:00(定休:元日のみ)
メールで相談する(24時間受付)






