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バルコニーの雨漏り|床がきれいでも真下にシミが出る6つの原因

ベランダの床はきれいなのに、真下の部屋の天井にシミ。そんなときは、手すりの根元・笠木・床と壁の境目・掃き出し窓の下・排水口・設備の取り付け部分という「つなぎ目と穴」を疑ってください。見落としやすい6つの入り口と、床の防水をやり直す前に確かめたいことをまとめました。

「ベランダの真下の部屋の天井にシミが出てきた。でも、ベランダの床を見てもひび割れはないし、どこから漏れているのか分からない」

こうしたご相談は、実は少なくありません。

  • 🤔「床はきれいなのに、なぜ真下にシミが出るの?」
  • 💸「床の防水をやり直せば止まる? 無駄な工事になるのは避けたい」
  • 🔍「どこから水が入っているのか、自分で確かめる方法はある?」

バルコニーの水漏れは、床の真ん中より「つなぎ目と穴」から入っていることが多い

床の防水層そのものより、床と壁の境目や、笠木・手すり・窓・設備の取り付け部分から水が入っていることがよくあります。床がきれいだからと安心せず、真下の部屋にシミが出たら、手すりの根元・笠木・床と壁の境目・掃き出し窓の下・排水口・設備の取り付け部分も確かめてください。

なぜ見落とされやすいのか

👀 床ばかり見てしまう

床は目につきやすく、ひびがあれば気づきやすい場所です。原因になりやすいのは、壁との境目や笠木、窓の下などの細かい部分です。

🚰 水は壁の中を伝う

入った水は壁の中や床下を伝うため、真下ではなく少し離れた場所に、しばらくしてからシミが出ることがあります。

🌬️ 強い雨のときだけ漏れる

横なぐりの雨や台風のときだけ漏れることもあり、普段の雨では原因がつかみにくくなります。

📊 保険事故のデータでも「取り合い」が上位

住宅瑕疵担保責任保険で保険金が支払われた雨漏り事故を、日本住宅保証検査機構(JIO)が分析してまとめた資料があります。そこでは、バルコニーまわりの雨水の浸入箇所として、笠木と外壁の取り合い(全体のワースト2位)、防水層とサッシの取り合い(5位)、笠木の壁当たり(6位)が、防水層の平らな部分(8位)より上位に挙がっています。床の真ん中から漏れることもありますが、それ以上に「部材と部材のつなぎ目」が要注意だということです。

出典:日本住宅保証検査機構(JIO)編『図解 木造住宅トラブルワースト20+3』日経BP(「取り合い」は、異なる部材どうしがぶつかる部分のことです)

見落としやすい6つの水の入り口

次の6か所は、どれも「つなぎ目」か「穴」です。床の防水をやり直しても、ここから水が入っていると、シミが止まらないことがあります。

  1. 手すりの支柱の根元

    支柱を固定する穴のまわりのコーキングが劣化すると、そこから水が入ります。手すりのぐらつきと一緒に起きていることもあります。

  2. 笠木(かさぎ)の継ぎ目と、壁にぶつかる部分

    笠木は、ベランダの壁の上にかぶせてある板状の部材です。継ぎ目や固定部分、そして笠木が外壁にぶつかる端の部分から入った水が、壁の中を伝って下に落ちることがあります。

  3. 床と壁の境目(立ち上がり)

    床の防水層を壁側に立ち上げている部分です。ここのひびやはがれは、床の真ん中より見落とされがちです。

  4. 掃き出し窓(サッシ)の下

    ベランダに出入りする窓の下は、床の防水層と窓枠がぶつかる場所です。ここの防水の切れ目や、サッシまわりのコーキングの傷みから入った水が、真下の部屋の天井にシミを出すことがあります。

  5. 排水口(ドレン・排水溝)のまわり

    排水口は、ドレンや排水溝とも呼ばれる、水を流す穴です。排水口と防水層のつなぎ目は、傷みやすい場所です。落ち葉や砂で詰まると水がたまり、傷みが早まるだけでなく、強い雨のときは水位が上がって窓の下から水が入ることもあります。

  6. 設備の取り付け部分

    物干し金物、エアコン配管の穴、照明やコンセントなど、壁や床に穴を開けて取り付けているもののまわりです。

この6か所のほかにも、ベランダまわりの外壁のひび割れや、サイディングの浮きが起きた場所から水が入ることがあります。そこから入った水は壁の中を伝い、手すりや笠木と同じように、離れた場所にシミを出すことがあります。

📘 あわせて読みたい

床の防水層の膨れや、屋上・ベランダの防水工法については、こちらで解説しています。

床の防水をやり直す前に、確かめてほしいこと

バルコニーからの水漏れは、原因の場所と症状が出る場所が離れていることが多いため、「床の防水をやり直したのに、まだ漏れる」ということが起こりがちです。どこから水が入っているかを確かめずに工事をすると、必要のない工事にお金をかけたり、本当の原因が残ったままになったりします。

⚠️ 原因が分からないまま、上からコーキングで塞がないでください

水の入り口だけでなく出口までふさぐと、かえって中に水がたまることがあります。まずは場所の写真と、シミが出た日の天気を控えて、ご相談ください。

まずは無料の現地調査。必要なときだけ、散水調査で原因を確かめます

  1. ① 無料の現地調査で、シミの位置や出た日の天気をうかがい、6つの入り口を目で見て確かめる
  2. ② 目で見ても分からないときは、有料の「散水調査」で雨漏りを再現し、赤外線カメラで水の動きも確かめる
  3. ③ 調査の結果を報告書にまとめ、原因が分かってから、必要な工事をご提案する

🚿 散水調査

疑わしい場所に水をかけて雨漏りを再現し、入り口を確かめます。散水調査で原因を特定できなかった場合、散水調査の代金はいただいていません。

🌡️ 赤外線カメラ調査

建物の表面の温度差を見て、水の動きや入り込んだ道筋を確かめます。雨漏り調査のページからお申し込みいただくと、赤外線カメラ調査は無料です。

※2階のバルコニーまわりなど、調査や補修のために足場を組む必要がある場合は、足場代が別途かかります。必要かどうかは、現地調査のときにご説明します。

調査の方法や費用、流れは、雨漏り調査のページで紹介しています。

地震などで建物全体の傷みが大きいときは、入り口が分かっても1か所の補修では止まらないことがあります

地震や台風のあとなど、複数の場所が同時に傷んでいたり、下地や建物の動きまで影響していたりすると、水の入り口を特定できても、その場の補修だけでは水が止まらないことがあります。その場合は、状態をそのままお伝えしたうえで、応急処置と本格的な工事を分けてご提案します。

実際の事例:熊本市東区・築30年のお宅

熊本市東区のお客様は、数年前からバルコニー付近の雨漏りにお悩みでした。外壁・屋根の塗装にあわせて散水調査を行い、雨水が入っていた箇所を特定。その箇所をコーキングで補修したうえで、バルコニーの防水工事を行いました。

このように、原因を特定したうえでのコーキング補修は有効な手段です。避けたいのは、原因が分からないまま塞ぐことです。

工事のあとには、お客様がこう書いてくださいました。

熊本市東区I様のお声

「開始前と終了時に毎回インターホンで知らせて下さったので工事の進み具合やわからない事などその場で聞く事が出来て安心してお任せする事が出来ました。」

雨漏りの調査や工事は、どこで何をしているのかが見えにくいものです。調査の結果や工事の進み具合を、その都度お伝えするようにしています。

🏠 バルコニー防水・雨漏り調査の施工事例

今日からできる確認

確認は、無理のない範囲で、ベランダの中と真下の部屋の天井から始めてください。手すりがぐらつくときは、体を預けず、近づきすぎないでください。手すりから身を乗り出したり、脚立や屋根に上がったりして確かめるのはやめましょう。

  • 手すりの支柱の根元や、笠木の継ぎ目・壁にぶつかる部分のコーキングに、ひびやはがれがないか
  • 床と壁の境目に、ひびや防水層の浮きがないか
  • 掃き出し窓の下や、サッシまわりのコーキングに、すき間やはがれがないか
  • 排水口(ドレン・排水溝)が詰まっていないか、まわりにひびや水たまりがないか
  • 物干し金物やエアコン配管のまわりのコーキングが傷んでいないか
  • ベランダまわりの外壁に、ひび割れやサイディングの浮きがないか
  • 真下の部屋の天井や、ベランダ下の軒天にシミがないか

ご相談のときに控えておくと、原因を探しやすくなること

天気のメモは、原因を探すときの大きな手がかりになります。横なぐりの雨のときだけ漏れるなら、風を受ける側の壁や、手すり・笠木まわりを疑う、といった絞り込みの手がかりになるからです。

よくある質問

ベランダの床がきれいなのに、真下の部屋にシミが出るのはなぜですか?

床の防水層より、手すりの根元、笠木、床と壁の境目、掃き出し窓の下、排水口、設備の取り付け部分といった「つなぎ目と穴」から水が入っていることがよくあります。入った水は壁の中や床下を伝うため、真下ではなく少し離れた場所に、しばらくしてからシミが出ることもあります。

バルコニーの水漏れの原因は、自分で見分けられますか?

バルコニーの水漏れは、床の割れ目だけでなく、手すりの根元、笠木、床と壁の境目、掃き出し窓の下、排水口、外壁のひび割れやサイディングの浮きなど、さまざまな原因で起こります。見て分かる場合もありますが、水は壁の中や床下を伝うため、見た目だけでは特定できない場合も多いです。原因や状態は、お宅の造りや傷み具合、天気などの条件によって変わります。そのため、6つの入り口を確かめたうえで、シミが出た日の天気・シミの位置・場所の写真を控えて、ご相談ください。

散水調査とは何ですか?

疑わしい場所に順番に水をかけて、雨漏りを再現し、水の入り口を確かめる調査です。現地調査で原因が分からないときに、有料でお受けしています。当社では、散水調査で雨漏りの原因を特定できなかった場合、散水調査の代金はいただいていません。なお、足場を組む必要がある場合は、足場代が別途かかります。

雨の強い日だけシミが出ます。様子を見てもいいですか?

横なぐりの雨や台風のときだけ漏れることもあります。ただ、水が入り続けると、壁の中や下地が傷むことがあるため、様子を見るより早めに原因を確かめるほうが安心です。シミが出た日の天気(雨の強さ・風向き)と、シミの位置を控えておくと、調査の手がかりになります。

ベランダのひびや隙間を、自分でコーキングで塞いでもいいですか?

原因が分からないまま塞ぐのはおすすめしません。水の入り口だけでなく出口までふさいで、かえって中に水がたまることがあります。まずは場所の写真と、シミが出た日の天気を控えて、ご相談ください。

まとめ|床だけでなく「つなぎ目と穴」を見る

バルコニーからの水漏れは、床の防水層より、手すりの根元、笠木、床と壁の境目、掃き出し窓の下、排水口、設備の取り付け部分といった「つなぎ目と穴」から起きていることがよくあります。

  1. ① 床がきれいでも、6つの入り口を確かめる
  2. ② 原因が分からないうちは、自分で塞がず、記録を残す
  3. ③ 原因を確かめてから、必要な工事を決める

床がきれいだからと安心せず、真下の部屋にシミが出たら、こうした部分も確かめてみてください。

ベランダの真下のシミ、原因から確かめます

バルコニーからの水漏れが気になる方は、お気軽にご相談ください。現地調査は無料で承っております。

0120-659-976

受付 8:00〜20:00(定休:元日のみ)

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