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ガイナの効果とデメリットは?断熱・遮熱・防音の数字の読み方と、向き不向き【熊本の施工事例つき】

ガイナは、宇宙ロケットの断熱技術を応用した塗料として知られています。ただ、「本当に効くの?」「普通の塗料と何が違うの?」と迷われる方も多い塗料です。ガイナには、屋根や外壁の温度上昇を抑える効果があり、当社でも多くのお宅で施工してきました。ただし、効き方は家によって違います。メーカーの資料に書かれている性能と、その数字の読み方、向いている家・向かない家を、熊本のGAINA認定施工店の立場からまとめました。

更新日:2026年10月31日

  • 🌡️「ガイナを勧められたけど、本当に涼しくなるの?」
  • 💸「普通の塗料より高いぶん、元は取れる?」
  • 🏠「うちの家に向いているのか分からない」

🧱 ガイナには効果があります。ただし、効き方は家によって変わります

  • ガイナは「熱を伝えにくく、日差しを跳ね返す」塗料です。メーカーの試験では、屋上の表面温度が塗らない面の約48℃に対し約35℃と、温度の上昇を抑える効果が示されています。断熱・遮熱のほか、防音、結露の軽減、不燃などの性能もうたわれています
  • 資料の数字は、決まった条件での試験の結果です。効果があることの裏づけですが、どの家でも同じだけ温度が下がる、というものではありません
  • 家に入る熱は、屋根や外壁だけでなく窓からも多く入ります。ガイナは断熱材の代わりではなく、塗り替えのときに選べる暑さ・寒さ対策の一つと考えるのが正確です

ガイナとは

ガイナ(GAINA)は、株式会社日進産業が開発・製造している塗料です。JAXA(宇宙航空研究開発機構)が、H-IIロケットの打ち上げのときの熱から機体と人工衛星を守るために開発した断熱技術を応用しています。

塗った膜(塗膜)は、硬いセラミックの中に空気を含んだ小さな球体が、何層にも重なってできています。この層が、熱が移動するのを抑え、日差しの赤外線を跳ね返す、とメーカーは説明しています。

水性の塗料で、屋根・外壁のほか、室内の壁や天井にも塗ることができます。

※出典:株式会社日進産業「GAINA」カタログ

メーカーがうたう性能と、その根拠

メーカーのカタログに載っている主な性能と、根拠として示されている試験の数字です。

性能カタログの数字・試験読むときに知っておきたいこと
遮熱
(夏の暑さ)
コンクリートの屋上での比較で、表面温度が塗らない面の約48℃に対し約35℃、裏面の温度が38.6℃に対し33.6℃。近赤外線の反射率93〜95%日当たりや色、屋根材によって変わります。室内の温度がこれだけ下がる、という意味ではありません
断熱・保温
(冬の寒さ)
サーモグラフィーや、氷の溶け方を比べる実験。暖房の電気使用量が27.1%減った事例(東京都渋谷区)事例は1件ごとの結果です。家の断熱材や窓の性能、暮らし方で大きく変わります
防音
(雨音・騒音)
フライパンを叩いた音で94.7dB→74.9dB(差19.8dB)塗った物を叩いたときの音の比較です。家の中で聞こえる雨音がそのまま約20dB下がる、という試験ではありません
結露の軽減氷水を入れたカップで結露のつき方を比較(室温25℃・湿度80%)主に室内に塗ったときの話です
不燃国土交通大臣認定の不燃材料(認定番号 NM-1904〔金属板〕、NM-1194〔金属板以外〕)認定は塗料と下地の組み合わせごとです
耐久性紫外線吸収率93〜95%。促進耐候試験(キセノン2000時間)で保持率87.1%(14年相当)カタログに、はっきりした「期待耐用年数」の記載はありません

※出典:株式会社日進産業「GAINA」カタログ(日本語版)、同 最新カタログ。数字はカタログに記載の試験条件でのものです。

数字を読むときに知っておきたいこと

試験の数字は「その条件での結果」

カタログの温度や音の数字は、決まった条件で測った結果です。屋根材の種類、色、日当たり、屋根裏の換気、天井の断熱材などが違えば、同じだけの差が出るとは限りません。ガイナに限らず、塗料の性能の数字は「この条件ならこうなった」という目安として見てください。数字は、ガイナに効果があることの裏づけです。大切なのは、自分の家でどのくらい効きそうかを見極めることです。

家に入る熱は、窓からも多い

夏に家に入ってくる熱は、屋根や外壁だけでなく、窓などの開口部から入る割合が大きいとされています。窓ぎわが暑い家では、ガイナを塗っても窓の対策をしないと、暑さが思ったほど変わらないことがあります。

そのため当社では、ガイナを塗るかどうかだけでなく、屋根・外壁・窓のどこから熱が入っているかを見て、まとめて対策することで効果を高める、という考え方を大事にしています。たとえば今、天窓のある2階のお宅で、天窓の工事と合わせて、ガイナで塗り替える工事を進めています。塗装だけ、窓だけ、と分けて考えるより、熱の入り口をまとめてふさぐほうが、暮らしの中で違いを感じやすくなります。

天窓は光と一緒に夏の日差しの熱も取り込むため、天窓を残すか、外して屋根をふさぐかも、暑さ対策の判断材料になります。当社で天窓を外して屋根をふさいだ工事の流れは、こちらの記事で紹介しています。(天窓(トップライト)からの雨漏り|直す・替える・ふさぐ、どれを選ぶか)

断熱材の代わりではない

ガイナの塗膜は、塗料としては厚めでも、壁や天井の中に入っている断熱材とは厚みがまったく違います。断熱材を入れ替えるような効果を期待するのではなく、「塗り替えのついでに、屋根や外壁から伝わる熱を抑えるもの」と考えてください。

🏠 当社では、効果を数字で約束しません

ガイナに効果があることは確かですが、「ガイナを塗れば何℃下がります」とお約束することはしていません。家ごとに条件が違うためです。屋根と外壁、屋根裏の状態を見たうえで、ガイナがどこに効きそうか、ほかの方法(遮熱塗料、屋根カバー工法、窓の対策など)と比べてどうかをご説明しています。

色と汚れについて、先に知っておきたいこと

仕上がりはマット(艶消し)。色は迷えるくらいある

ガイナは、艶を抑えたマットな仕上がりになります。ピカピカした艶のある外観にしたい方には向きません。色は、メーカーのカタログで基本52色が用意されていて、選ぶのに迷うくらいのバリエーションはあります。

ただ、基本の色にない濃い色を、調合してつくろうとすると、割高になる場合があります。濃い色をご希望のときは、色を決める段階で費用もあわせてご確認ください。

立地によっては、汚れが目立ちやすい

メーカーの資料には、「構造や部位、環境条件により、低汚染性が発揮されない場合があります」と書かれていて、汚れがたまりやすい窓まわりや、雨が当たらない面などが例に挙げられています。

これに加えて、当社としては、ガイナは艶がないぶん、艶のある塗料に比べて汚れが付きやすい印象を持っています。そのため、森や林のすぐ近くの家や、砂ぼこりがよく舞う場所の家には、当社ではガイナをおすすめしてきませんでした。こうした立地では、汚れに強い塗料を選んだほうが、きれいな状態を長く保ちやすいからです。

※出典:株式会社日進産業「GAINA」カタログ、同 施工要領

ガイナの注意点(デメリット)をまとめると

ガイナは、条件が合えば効果を期待できる塗料です。そのうえで、選ぶ前に知っておきたい注意点を、ここまでの内容から整理します。

注意点内容考え方
費用一般的なシリコン塗料などのプランより上がります。当社の外壁プランは987,800円〜(税込)の目安です屋根・外壁をまとめて塗り替えるときに、ほかのプランと並べて比べます
仕上がり艶を抑えたマットな仕上がりです。艶のある外観には向きません。基本の色にない濃い色は、割高になる場合があります色を決める段階で、仕上がりと費用を一緒に確認します
汚れメーカーの資料に、環境条件により低汚染性が発揮されない場合があると書かれています。当社では、森や林のすぐ近く、砂ぼこりの多い場所にはおすすめしてきませんでした立地によっては、汚れに強い塗料のほうが合います
効き方試験の数字は決まった条件での結果で、家ごとに変わります。窓から入る熱が大きい家では、思ったほど変わらないことがあります屋根・外壁・窓のどこから熱が入っているかを見て、まとめて考えます

ガイナが向いている家・向かない家

🟢 向いていることが多い家

  • 2階や屋根裏が夏に暑く、屋根や外壁の塗り替えの時期も近い
  • 屋根も外壁もまとめて塗り替える予定がある(足場を組むついでに検討しやすい)
  • 夏の暑さだけでなく、冬の寒さも気になる
  • 雨音が気になる金属屋根(効き方には個人差があります)

🟡 ほかの方法も比べたい家

  • 窓ぎわや天窓のまわりが特に暑い(窓の対策と合わせて考えると効果を高めやすくなります)
  • 屋根材そのものが傷んでいて、塗装では長持ちしない(屋根カバー工法が候補になります)
  • 予算を抑えたい(遮熱塗料のほうが費用を抑えやすいことがあります)
  • 艶のある仕上がりにしたい、基本の色にない濃い色にしたい
  • 森や林のすぐ近く、砂ぼこりがよく舞う場所にある(汚れに強い塗料のほうが合うことがあります)

🔴 ガイナより先に考えたいこと

  • 雨漏りしている、屋根や外壁が大きく傷んでいる(まず補修や雨漏りの調査が先です)

🏠 うちはどれに近い?と思ったら

屋根・外壁・屋根裏・窓まわりの状態を現地で見て、ガイナが合うのか、遮熱塗料や屋根カバー工法、窓の対策のほうが合うのかをご説明します。お見積もりでは、ガイナを含む複数のプランを並べてご提案しています。合わないお宅には、その理由もお伝えします。

ガイナの費用と、見積書で確かめたいこと

当社の料金プランでは、外壁の「断熱・遮熱ガイナ」プランを987,800円〜(税込)の目安でご案内しています。実際の金額は、塗る面積や補修の量、屋根も塗るかどうかで変わります。一般的なシリコン塗料などのプランと比べると、費用は上がります。

参考までに、当社の施工事例で、ガイナで外壁と屋根を塗り替えたお宅の工事金額は、おおむね130万〜250万円の幅に入っています(工事内容や家の大きさによります)。

ガイナは、メーカーが決めた量と回数で塗って、はじめて性能が出る塗料です。見積書では、次の点を確かめてください。

  • 塗料名が「ガイナ」と書かれ、どこ(屋根・外壁・付帯部)に塗るかが分かるか
  • 塗る面積(㎡)が書かれているか
  • 下塗り(専用の下塗り材)の工程が入っているか
  • ガイナを何回に分けて塗るかが書かれているか(メーカーのマニュアルでは、一度に厚塗りせず2回以上に分けて塗ることになっています)
  • 使う量の目安が分かるか(マニュアルでは、1缶14kgで30〜35㎡が標準)

※出典:株式会社日進産業「GAINA」施工マニュアル

ガイナで外壁と屋根を塗り替えた合志市のお客様は、こう書いてくださいました。

合志市のお客様の声(外壁・屋根の塗装、断熱塗料GAINA)

「細かい作業の内容や価格の妥当性についても説明していただき、安心して依頼できると思いました。」

見積書の全体の見方は、こちらの記事にまとめています。(【見積書の見方】外壁塗装の見積もりは「金額」だけで判断しない)料金プランの一覧は、外壁塗装のプランのページでご覧いただけます。

当社のガイナの施工事例

当社では、熊本市・合志市・菊陽町などで、ガイナを使った塗り替えを多く行ってきました。工事の内容ごとに分けてご紹介します。

🏠 当社は、日進産業のGAINA認定施工店です

ガイナを製造する株式会社日進産業から、GAINA認定施工店として認定を受けています(認定番号:A-43-165)。認定書には、施工技術と知識を評価して認定する、と書かれています。連続して認定を受けた年数に応じて☆が付与される仕組みで、2025年11月〜2026年10月の認定期間では、2年連続として☆2つをいただいています。※本日更新のため掲載

gaina認定施工店の証明書

📘 迷ったら、近い工事から見る

外壁と屋根をガイナで塗り替えた事例

外壁をガイナで塗り替えた事例

ほかの工法と組み合わせた事例

※金額は各施工事例のページに掲載している工事金額の幅です。

ガイナを塗っている工程は、現場ブログでもご覧いただけます。

ガイナの施工事例の一覧は、断熱塗料GAINAの施工事例のページにまとめています。

よくある質問

ガイナは本当に効果がありますか?

効果はあります。メーカーの試験では、屋上の表面温度が塗らない面の約48℃に対し約35℃という結果が出ていて、当社でも屋根や外壁にガイナを使うお宅が多くあります。ただし、下がり幅は屋根材や色、屋根裏の換気、窓から入る熱などで変わるため、何℃とはお約束していません。

ガイナを塗ると、室温は何℃下がりますか?

効果はありますが、家ごとに条件が違うため、何℃とお約束はできません。メーカーの資料には、屋上の表面温度が約13℃下がった試験などが載っていますが、これは決まった条件での結果です。屋根材や色、屋根裏の換気、天井の断熱材、窓から入る熱によって、室内での感じ方は変わります。

ガイナのデメリットは何ですか?

主に、費用が一般的なシリコン塗料などのプランより上がること、仕上がりがマット(艶消し)で艶のある外観には向かないこと、立地によっては汚れが目立ちやすいこと、効き方が家ごとに違うことです。窓から入る熱が大きい家では、ガイナを塗っても思ったほど変わらないことがあります。

ガイナと遮熱塗料は、何が違いますか?

遮熱塗料は、日差しを反射して屋根や外壁が熱くなるのを抑える塗料です。ガイナは、日差しを反射するだけでなく、熱を伝えにくくする性質もうたっていて、冬の保温もできるとしています。そのぶん、費用は遮熱塗料より上がります。

ガイナは屋根にも外壁にも塗れますか?

塗れます。メーカーの施工マニュアルでは、金属屋根やスレート屋根、窯業系サイディングやモルタルの外壁などが、塗れる下地として挙げられています。ただし、屋根材の傷みが大きいときは、塗装より先に補修や屋根カバー工法を考えます。

ガイナの色は選べますか?

選べます。メーカーのカタログでは基本52色が用意されていて、仕上がりはマット(艶消し)です。基本の色にない濃い色を調合してつくる場合は、割高になることがあります。

ガイナは何年もちますか?

メーカーのカタログに、はっきりした期待耐用年数の記載はありません。促進耐候試験で「14年相当」の結果が載っています。実際の持ちは、日当たりや雨の当たり方、下地の状態によって変わります。

まとめ|ガイナは「効き方を確かめてから」選ぶ塗料

ガイナは、熱を伝えにくくし、日差しを跳ね返すことで、屋根や外壁の温度上昇を抑える効果のある塗料です。メーカーの資料には遮熱・断熱・防音などの試験結果が載っていますが、どれも決まった条件での数字です。

屋根と外壁の塗り替えの時期に、暑さや寒さも一緒に何とかしたい、という家では、塗り替えのついでに取り入れられる、価値のある選択肢です。一方で、窓から入る熱が大きい家や、屋根材そのものが傷んでいる家では、ほかの方法のほうが合うこともあります。ガイナが自分の家のどこに効きそうかを、現地で確かめてから選ぶことをおすすめします。

🏠 ご相談のときに、あると話が早いもの

  • 夏や冬に、暑さ・寒さが気になる部屋と時間帯(「夕方の2階」など)
  • 屋根・外壁・天窓や窓まわりの写真(地上から撮れる範囲で十分です。屋根には上らないでください)
  • すでにお見積もりがあれば、その見積書

全部そろっていなくても大丈夫です。写真があれば、現地調査の前に状況をお聞きしやすくなります。現地調査は無料です。

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ガイナが、お住まいのどこに効きそうか知りたいときは、お気軽にご相談ください。屋根・外壁・窓の状態を見て、合う方法をご説明します。現地調査は無料で承っております。

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