冬でも外壁塗装はできる?|熊本の冬の気温と、寒い時期の工事で気をつけること
熊本なら、冬でも外壁塗装はできます。ただし、冬は塗れる時間が短く、乾くのにも時間がかかります。冬の工事で何に気をつけているのか、工期が延びたら費用はどうなるのかを、当社の冬の工事の記録とお客様の声からまとめました。
- ❄️「寒い時期の塗装はやめた方がいいって聞いたけど、本当?」
- 🎨「冬に塗ると、仕上がりや持ちが悪くならない?」
- 📅「冬は工期が延びそう。そのぶん費用は上がる?」
❄️ 熊本なら冬でも塗装できます。気をつけるのは寒さより「霜・結露」と「乾く時間」
- 熊本の冬は朝の冷え込みが厳しくても、日最高気温の平均は10℃を超え、気温が上がる日中に塗れる日が多くあります。冬だからという理由だけで、工事を先に延ばす必要はありません
- 気をつけるのは寒さそのものより、朝の霜・結露と、乾くまでの時間です。外壁が乾いていない日や、乾く時間が取れない日は塗りません
- そのぶん工期が延びることはありますが、工事の内容が同じなら、追加の費用はかかりません
熊本の冬は、塗装できる気温なのか
塗料がきちんと固まるには、一定の気温が必要です。国の建物の工事で使う基準(公共建築工事標準仕様書)では、気温5℃以下、湿度85%以上、結露するときなどは、原則として塗装を行わないとされています。
熊本の冬の気温と降水量(1991〜2025年の平均)
| 熊本の35年平均 | 12月 | 1月 | 2月 |
|---|---|---|---|
| 日最高気温 | 12.9℃ | 10.8℃ | 12.5℃ |
| 日最低気温 | 3.4℃ | 1.6℃ | 2.7℃ |
| 降水量 | 56.2mm | 55.1mm | 81.8mm |
※気象庁「過去の気象データ検索」熊本の平年値(1991〜2020年)に、2021〜2025年の月ごとの値を加えて算出(35年の平均)
熊本の冬は、日最低気温の平均が1〜3℃台で、朝の早い時間は5℃を下回ることがあります。一方、日最高気温の平均は10℃を超え、雨も1年でいちばん少ない時期です。
ここ数年の冬は、例年どおりか
上の表は35年の平均なので、1回ごとの冬とは差が出ることがあります。直近6回の冬の熊本の実際の値を並べると、次のとおりです(日最高気温の月平均 / 日最低気温の月平均。単位は℃)。
直近6回の冬の気温(月ごとの実際の値)
| 年 | 12月 | 1月 | 2月 |
|---|---|---|---|
| 2020〜21年 | 12.6 / 1.8 | 11.3 / 1.8 | 15.3 / 4.5 |
| 2021〜22年 | 13.0 / 3.1 | 11.1 / 1.6 | 10.3 / 1.4 |
| 2022〜23年 | 11.3 / 2.1 | 11.3 / 1.7 | 13.7 / 3.5 |
| 2023〜24年 | 14.0 / 4.3 | 12.7 / 2.6 | 15.2 / 6.3 |
| 2024〜25年 | 12.6 / 3.1 | 10.9 / 1.3 | 10.3 / 0.8 |
| 2025〜26年 | 15.0 / 4.2 | 11.2 / 0.4 | 14.7 / 3.8 |
※出典:気象庁「過去の気象データ検索」熊本・月ごとの値。「2025〜26年」は、2025年12月と2026年1月・2月です。
日最高気温の月平均は、6回の冬のどの月も10℃を上回りました(いちばん低いのは2022年2月と2025年2月の10.3℃)。一方、朝の冷え込みは年によって差が大きく、期間中の最低気温は2023年1月の−5.8℃、2026年2月も−5.6℃まで下がっています。例年どおりの冬を前提にせず、その日の朝の状態を見て塗るかどうかを決めるのは、この年ごとの差があるためです。
そのため冬は、気温が上がってから塗り始め、下がる前に作業を終えます。寒波で日中も気温が上がらない日は塗りません。表の数字は1か月の平均なので、実際にはその日の気温と、塗る面の状態を見て決めます。
熊本の季節ごとの気温・雨・日照は、熊本で外壁塗装するならいつ?で、月ごとの表とグラフにまとめています。
冬に気をつけるのは「霜・結露」と「乾く時間」
気温が足りていても、外壁が濡れていれば塗らない
冬の朝は、外壁や屋根に霜や結露がつくことがあります。空気の温度が5℃を超えていても、塗る面に水分が残っていれば、塗料がしっかりくっつきません。霜や結露が乾くのを待ってから塗り始めます。
冬は、乾くまでに時間がかかる
冬は湿度が低い日が多いものの、気温が低いため、夏や秋より塗料が乾いて固まるまでに時間がかかります。前の層が乾ききらないうちに次を重ねたり、乾く前に夕方の結露が当たったりすると、白く濁る、艶が落ちる、はがれやすくなる、といった原因になります。
北側や日陰の壁は、さらに乾きにくい
冬は太陽の位置が低く、北側の壁や隣の建物の影になる壁は、日中でもなかなか温まりません。同じ家でも、面ごとに乾き方が違います。
🏠 当社では、無理な乾燥状態では塗りません
その日の気温・湿度だけでなく、実際に塗る面が乾いているか、次の層を重ねるまでの乾燥時間が取れるかを見て、塗るかどうかを決めます。条件がそろわない日は、塗装以外の作業に切り替えるか、作業を休みます。工期に間に合わせるために、乾ききっていない面に塗ることはしません。
冬の1日の進め方
- 朝:気温が上がるのを待ちながら、霜や結露が残っていないかを確認。濡れていれば乾くのを待つ
- 日中:日の当たる面から塗る。北側は温まってから
- 午後:気温が下がり、夕方の結露が出る前に、乾く時間を残して作業を終える
- 翌朝:前日に塗った面が乾いているかを確かめてから、次の層へ
夏や秋に比べると、1日に塗れる時間は短くなります。そのため、冬の工事は工期が長めになることがあります。
「工期は予定より長くなりましたが、しっかりきれいにするため天候を考慮、配慮しての作業に感動しました」
工期が延びても、費用は変わらない
「冬は工期が延びるなら、そのぶん高くなるのでは」と心配される方もいらっしゃいます。
📌 天候や乾燥待ちで工期が延びたとき
- 工事の内容が同じなら、契約時の金額は変わりません。足場の費用も追加になりません
- 変わるのは期間だけです。塗れない日は、あらかじめお伝えしたうえで現場を空けることがあります
- 追加の費用がかかるのは、工事の内容そのものが増えるとき(工事中に見つかった傷みの補修をご相談のうえで行う場合など)だけです
工期を優先して条件の悪い日に塗れば、仕上がりと持ちが犠牲になります。乾くのを待つ日があっても費用が変わらないから、無理をせずに待てる、というのが当社の考え方です。
冬に工事をするよさ
☀️ 雨が少ない
熊本の冬は、1年でいちばん降水量が少ない時期です。雨で作業が止まる日は、梅雨や夏より少なくなります。
📅 予定を組みやすいことが多い
春や秋に比べると、ご希望の時期に合わせやすい傾向があります。(2026年は地震の影響で、季節を問わず予定が混み合っています)
🪟 窓を閉めていても困りにくい
養生で窓が開けにくい日があっても、夏ほど暑さで困ることがありません。
⚠️ 年末年始をはさむことがある
12月に始めると、年末年始の休みをはさんで再開することがあります。暮らしの予定と重ならないよう、着工前に日程をご相談します。
塗装以外の工事は、冬の影響をさらに受けにくい
屋根カバー工法や、金属サイディングで外壁を覆う外壁カバー工法は、塗料を乾かす工程がありません。そのため、塗装に比べて気温や乾燥待ちの影響を受けにくい工事です。
ただし、季節を問わずいつでもできるわけではありません。雨の日は屋根の防水シートを張れず、冬の朝は屋根の霜や結露が乾くまで上がれません。強風の日も屋根の作業は止めます。天気を見ながら進めることは、塗装と変わりません。
- 屋根カバー工法(2024年1月):熊本市北区I様邸|超軽量で災害に強い屋根に一新
- 外壁カバー工法(2026年1月):熊本市中央区O様邸|外壁カバーという新しいリフォーム手法
- 外壁カバー工法(2026年2月):益城町M様邸|金属サイディングで外装リフォーム
どの工事が合うかは季節ではなく、屋根や外壁の傷み具合で決まります。屋根についてはカバー工法ができない屋根とは?もあわせてご覧ください。
当社の冬の工事の記録
当社の現場ブログには、12月〜2月の工事の記録が多く残っています。
「時節柄寒い中もくもくと仕事をされている職人さん達に心打たれました」
熊本市北区S様邸(12月末〜1月)
12月27日に始まり、年末にシーリング工事、年明け1月5日に高圧洗浄、1月15日に雨樋の塗装と、年末年始をはさんで進めた工事です。
- 施工事例:外壁屋根塗装|2トーンカラーを高耐久フッ素塗料で仕上げ
- 工事記録(2023-12-28):シーリング工事
- 工事記録(2024-01-05):高圧洗浄
- 工事記録(2024-01-15):雨樋をフッ素塗料で塗装
菊陽町Y様邸(2月)
2月1日に足場を組み、外壁の上塗りと屋根カバー工法まで、約2週間で終えた工事です。
- 施工事例:外壁塗装と屋根カバー工法|外壁は無機塗料、屋根はセネターへ
- 工事記録(2025-02-03):高圧洗浄
- 工事記録(2025-02-12):上塗り
- 工事記録(2025-02-16):屋根カバー工法 完了
大津町E様邸(2月・WB多彩仕上げ)
色を重ねる工程が多いWB多彩仕上げも、冬に施工しています。2月1日に試し塗りをして色を決め、2月24日に塗りあがりました。
よくある質問
冬でも外壁塗装はできますか?
熊本ならできます。朝は冷え込みますが、日最高気温の平均は10℃を超えます。気温が上がり、霜や結露が乾いてから塗り始め、気温が下がって結露が出る前に作業を終えます。寒波で日中も気温が上がらない日は塗りません。
外壁塗装は何度以下だと塗れませんか?
国の工事の基準では、気温5℃以下、湿度85%以上、結露するときなどは原則として塗装を行わないとされています。ただし数字は目安で、当社では実際に塗る面が乾いているか、乾燥時間が取れるかも見て判断します。
冬に塗装すると、仕上がりや持ちが悪くなりませんか?
冬だから悪くなるわけではありません。白く濁る、艶が落ちるといった不具合は、乾く前に結露や雨などの水分が当たることで起こります。乾いた面に塗り、乾燥時間をしっかり取れば、春や秋と変わらない仕上がりになります。
冬は工期が延びると聞きました。費用は上がりますか?
上がりません。天候や乾燥待ちで工期が延びても、工事の内容が同じなら契約時の金額のままで、足場の費用も追加になりません。
屋根カバー工法や外壁カバー工法は、冬でもできますか?
できます。塗料を乾かす工程がないため、塗装に比べて気温の影響を受けにくい工事です。ただし、雨の日や強風の日、屋根に霜が残っている朝は作業を見合わせます。
年末年始をはさんでも大丈夫ですか?
大丈夫です。区切りのよいところで作業を止め、年明けに再開します。ご家族の予定と重ならないよう、着工前に日程をご相談します。
冬だからと待たなくていい。冬は「乾き具合を見る季節」
熊本の冬は、気温が上がる日中に塗れる日が多く、雨も少ない時期です。気をつけるのは寒さそのものより、霜・結露と、乾くまでの時間です。
外壁が乾いていない日には塗らない。乾く時間が取れない日は重ねない。そのために工期が延びても、工事の内容が同じなら費用は変わりません。「冬だから」と迷っている方は、季節より先に、今の外壁の状態を確かめてみてください。
冬の工事も、日程から一緒に考えます
今の外壁の状態を確かめ、冬に進めてよいか、どんな日程になりそうかをご説明します。年末年始やご家族の予定もお聞かせください。現地調査は無料で承っております。
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